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夫の歯の治療

夫は先週から右下の歯茎が膿んでいて、その原因となる倒れている歯の抜歯を今日予定していました。
3~4年前は最も口腔内のトラブルが多く、よく抜歯をしてもらっていましたが、最近は落ち着いていて、今回久しぶりの抜歯で、数日前から緊張気味の夫でした。
でも大変なのは先生ですよね。
口の開きにくいALS患者の在宅での抜歯!
レントゲンも取れないので、様子が把握できないにもかかわらず、夫のためにいつも最良の方法を考えてくださいます。
今日も「抜歯を試みて、どうしても困難な状態だったら、決して無理をせず、本人に負担がかかり過ぎないことを最優先に考えますので、安心してくださいね」と優しい笑顔で言ってくださり、夫も少し緊張がほぐれたようでした。
もう10年以上来てくださっているので、信頼関係はバッチリです。
結局抜歯を試みてくださるも、予想以上に奥に入り込んでいたし、根の方向も変わっていて、夫の負担を考慮して、中止してくださいました。
化膿している部分を洗浄して、綺麗にお掃除してくださいました。
これまで何度も抜歯していただいていますが、夫のような患者の在宅での抜歯は相当大変だと思います。
先生はいつも治療にあたっては、丁寧に説明してくれ、時間がかかっても夫が納得いくまで、質問に応じ、必ず夫の意思を尊重してくださいます。
本来なら苦痛な歯の治療と口腔ケアのはずが、先生と衛生士さんの熱意と優しさに癒され、穏やかに時間が流れます。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


by fukuroumama | 2016-09-08 21:56 | 日記 | Comments(0)

夫のALS告知から20 年目!


by fukuroumama